畳のある生活

畳は日本発祥の文化的な敷物
襖の原型は障子なのはご存じでしょうか。
また、日本文化の中でも中国伝来のものが多い中で畳は日本発祥の文化的な敷物です。

畳が今のように一般家庭に普及が始まったのは江戸時代中期以降の出来事です。
それまでは身分の高い人、貴族、武士などが使っていました。

現代では、和室が減ったと言われても、
マンション内に畳がある部屋も珍しくありません。
それだけ長きに亘って慣れ親しまれている和室文化の中の一つである畳。

畳の良さはお話すればきりがなくなってしまうほどありますが、
簡単にお伝えすると次のような利点が考えられます。

・フローリングと比べて冷たくない
・直接座ったり寝転んだりしてくつろげる
・クッション性が高く子供にも安心
・お手入れしやすく長持ちする
・実は幅広いデザイン性で空間を変えられる
・天然素材では香り高く鎮痛効果・ストレス軽減効果が得られる
・化学物質を吸着・抗菌作用を持つ天然の空気清浄機

このように慣れ親しまれた畳は、
単なる和室のアイテムというだけではなく様々な効果やメリットがあります。
お客様のお部屋やライフスタイルに合わせ、
皆様のより良い暮らしをデザインできるサービスを提供してまいります。

著者 金沢屋

網戸のある生活

網戸がないと・・・
網戸のある生活、というより網戸がない生活で考えて見ましょう。

網戸がない!

・虫が自由に部屋に行き来する事が出来てしまう。
・空気の入れ替えで換気をしたいときに気軽に出来なくなってしまう。
・寒い、熱いなどの時の温度調整が出来なくなってしまう。
・(部屋の階数などにもよる)外から部屋の中が丸見えになってしまう。

網戸の前身として考えられるのは蚊帳(かや)です。
実は蚊帳も少しブームが再燃したりしていますが、
目的は虫よけや目隠しとして使用されていました。

それが網戸がなくなるというだけで、
虫が縦横無尽に室内に飛び込んできてしまうのです。
また、換気・温度調整をするために窓を開けるにしても、
網戸があるのとないのでは大きく異なります。

あまり普段気にかけない網戸でも、
これだけ私たちの生活で活躍していることがお分かりいただけると思います。

網戸がある生活で、快適な生活環境が整えられる役割を果たしています。
その網戸の中でも様々な種類が存在し、外観を良くしたり、
風通し重視、虫よけ重視など選べる選択肢は多くあります。

お客様のご要望に合わせて快適でより良い住環境を
整えられるサービスを提供してまいります。

著者 金沢屋

障子のある生活

和室文化
和室文化の中で、畳・襖・障子は部屋作りをしていくうえで重要な位置にあります。
その中で実は最も歴史が長く、襖の原型となるのが障子なのです。

長い間に亘り和室にいる障子には、様々な役割があります。
断熱効果・調質効果・調光などなど。

また、障子紙の場合は多孔性(たこうせい)で空気を自由に通すことが出来ます。
それにより空気を自然ときれいにしてくれるなど優れた効果を得られます。

お住まいの地域やご家庭によっても異なることもありますが、
一般的には和室に白い紙に木の格子で出来ているのを
思い浮かべる方が多いかもしれません。
実は、障子にもたくさんの種類が存在し空間デザインを演出するアイテムとして
活躍することが出来るくらい豊富なラインナップが存在します。

枠組みのデザイン・紙の素材・紙の色など組み合わせは無限にあります。
お子さんやペットがお住いでも安心出来る材質や、
目的・用途・生活環境に合わせたサービスを提供してまいります。

著者 金沢屋

襖のある生活

襖の原型は平安時代
現代では襖がある生活が一般的になりました。
少し古いお話になってしまいますが、襖の原型は平安時代頃と言われています。

ただ、まだ当時は今のような建築物の構造になっておらず、
衝立(ついたて)や几帳(きちょう)や簾(すだれ)によって
目隠し・間仕切りを行っていた時代です。
時代の経過とともに、現代のような紙を張った襖が誕生し、
防寒性・調光・調湿効果が飛躍的に高くなりました。

現代に至っては、デザイン性の富んだ襖や防寒・調湿効果など選択肢が多くあります。
リフォームのように大掛かりなことをしなくとも、
今ある襖を大事にお使いになって季節や何かの節目に合わせた
切り替えをすることによって、ご自宅の空間を一層華やかにすることが出来る
一つのアイテムとして襖が存在していると考えています。

和室の中の大切な襖を通じて、
皆様のより良い暮らしをデザインできるサービスを提供してまいります。

著者 金沢屋

畳の歴史

畳の歴史について
襖の原型である障子は奈良時代から平安時代にかけて生まれました。
襖へ変化を遂げた要素と、日本では中国伝来のものが多い中で、畳は日本固有の敷物です。

構造自体が現代のような畳になったのは平安時代頃と言われています。
当時は、板敷に座具や寝具として置いて使われており、
身分によって畳の厚さや柄・色が異なっていました。

その後、室町時代にかけて寝殿造とは異なり書院造(しょいんづくり)と呼ばれる
住宅の様式に関心が高まっていくことにより、
部屋全体に畳を敷きつめるようになっていきました。

以前では、身分の高い人やお客様のもてなしのために使われていましたが、
少しずつ建物の床材として利用されるようになっていきました。
しかし、畳を敷きつめて利用するのも貴族や武士の富の象徴でした。

時代が進むとともに、江戸時代まで至るなかで、
数寄屋造(すきやづくり)や茶道の発展と普及があり、
徐々に町人の家でも畳が敷かれるようになっていきました。
しかし、歴史から身分との関係性が畳への文化は根強く、
庶民が利用できるようになったのは江戸時代中期以降の事でした。

その後、畳屋となる人々が活躍し一般庶民への普及が始まりました。

著者 金沢屋

網戸の歴史

網戸の歴史について
網戸は現代では、外部から虫などを家の中へ入れないためのものであり重要な役割を果たしています。

網戸の歴史と関係性の高いのが、蚊帳(かや)があります。
蚊帳は奈良時代よりも前に中国から伝来してきたのではないかと言い伝えられています。

歴史は進み、戦国時代に近江の八幡商人が麻の糸を織り蚊帳を作り始めました。
戦国時代までは、蚊帳は身分の高い上流階級だけの贅沢品であり、
戦国武将の娘(お姫様)のお輿入れ道具として利用されていました。

その後、江戸時代から後期にかけて蚊帳が一般家庭に普及するようになりました。
蚊帳も進歩していきましたが網戸になるまでは長い年月がかかりました。

きっかけは、国産ガラスを使った窓の登場です。
旭硝子(現在は:AGC)が明治時代に国産ガラスを生産し、
大正時代に入り生産方法が効率的になり広く普及していきました。
この時点では、建具屋が窓を作り、諸説ありますが虫の侵入を防ぐ目的として、
蚊帳素材や金網を使い、窓ガラスの代用品としてはめ込む
網戸を作ったのではないかと考えられています。

戦後以降、昭和30年代に入り網戸が普及するようになりました。
理由としては、国内初の合成繊維による防虫網が開発されたこと、
アルミサッシが登場したことです。

これによって現代のアルミサッシの網戸が瞬く間に普及するようになりました。

著者 金沢屋

障子の歴史

障子の歴史について
障子の歴史は、襖の歴史と密接な関係にあります。

奈良時代から平安時代にかけて、
空間の間仕切りとして壁と扉だけで広間様式となっていました。
当時は、間仕切りとして衝立(ついたて)や几帳(きちょう)や
簾(すだれ)などが利用されていました。

実は障子の原型である襖は、
絹織物を衝立の両面に張ったものだったと考えられており、
そのことを襖障子と呼ばれるようになったのが始まりです。
その後、中国から唐紙(からかみ)と呼ばれる紙が
襖障子に使用されるようになりました。

紙を漉(す)く技術の進歩とともに、
薄く漉くことが出来るようになったことにより採光と寒風を防ぐことのできる
「明り障子」が誕生し、現代の障子に変化を遂げました。

著者 金沢屋